過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
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◆jPpg5.obl6
[sage saga]
2013/02/25(月) 01:29:30.54 ID:83FoH3vC0
上条「俺のことを知っているのか?」
紫色の女「知らない方がおかしいわね。 『幻想殺し』の名前を知らない魔術師なんて、それこそもぐり扱いされかねないわ」
紫色の女「魔術と科学の戦争を治めた男。 あらゆる神秘を打ち消す右手、『幻想殺し』を持つ魔術の天敵」
紫色の女「そんな存在をマークしないなんて、馬鹿にも限度があるとしか言えないわね」
上条「・・・・・・」
『上条当麻』という存在が広く認知されてしまうのは覚悟していた。
なにせあれだけのことをやらかしたのだ。公の場であれば時の人として祭り上げられたに違いない。
だが、あの戦争は世間一般に知られることはなく終わった。彼の功績は誰にも称えられることはない。
彼にしてみれば別に名誉のために戦ったわけではないので、気になどしてはいないのだが。
自分の事が広まるのは別に良い。問題は『幻想殺し』までもが広く認知されてしまうことだ。
この右手のことは持ち主である上条当麻ですら完全に把握しきってはいない。これを熟知していた男も今では生死すら不明だ。
この謎だらけの能力を目当てに襲ってくる魔術師がいないとも限らなかった。
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