過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
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◆A0cfz0tVgA
[saga sage]
2013/09/02(月) 01:19:55.76 ID:zWnfTN/m0
佐天「……っええぇぇぇぇ!?」
その様子に佐天が驚きの声を上げると風が一気に吹き上がり、葉は真上へと吹き飛ばされる。
風が収まると、吹き上げられた葉はそのままそよ風に流されて飛んで行ってしまった。
早苗「あ〜、能力の制御が効かなくなっちゃったみたいですね」
佐天「早苗さん、私本当に……?」
早苗「ええ、あれは自然の風じゃありません。 紛れもなく貴方の力ですよ」
佐天「や、やった!」
その場で思いっきりガッツポーズをする佐天を見て、早苗は静かに微笑んだ。
今まで能力を全く使えていなかった分、その喜びは大きい。
早苗は学園都市に来てまもなく能力を使えるようになったが、目の前の彼女はレベル0の判定を貰い、
そのまま現在に至るまでずっと劣等感に苛まれてきたのである。
周りが前へ進んでいく姿を後ろから見ていることしかできない孤独。
理由は違えど、彼女も過去に同じ想いをしたことがあった。
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