過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
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700: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2013/09/16(月) 01:16:52.38 ID:oDDFHL0u0

あれだけ大騒ぎしても誰も文句を言わないのは、麦野の存在が非常に大きい。


『アイテム』は頻繁にこのファミレスを利用しており、店側にとっては常連の一団だ。
常連であるということは、『アイテム』の性格や言動をある程度詳しく知っているということである。
つまり麦野が切れると物騒で下品な単語を連発することも、滝壺が天然のおとぼけキャラであることも、
絹旗がB級映画を見ることが趣味であることも、浜面が彼女達のパシリであることも会話から知っているのだ。


そんな店の従業員らが超危険人物である麦野に関わろうとしないのは至極当然のことであり、
水や料理を運んでくる時と注文を受け付ける時、そしてレジで会計する時以外は近づこうともしない。
接客業を営む人間としてそれはどうなのかとは思うが、皆自分の命は惜しいのである。


一方の麦野も他人に避けられるのは慣れているため、この状況に苛つくようなことはなかった。
同伴している美琴としては堪った物では無いが。





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