過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
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◆A0cfz0tVgA
[sage saga]
2013/12/08(日) 22:12:42.56 ID:Ma1cuYE70
咲夜「……」ペラリ
本のページを捲る音が病室に響き渡る。それ以外の物音はしない。
どうやらこの病室は防音がしっかりとしているらしく、外の喧騒とは無縁の状態だ。
静かに読書をしたいのであれば、これ以上に無い環境である。
しかし本来であればこのような空間は、咲夜のような幼い子供にとっては非常に退屈な空間のはずだ。
ところが色々な意味で他とは一線を画する彼女は、その静寂を却って心地よく感じとっていた。
咲夜(読み終わった。 次は……)パタン
最後まで読んだ本を閉じると、まだ読んでいない本を棚から探し出そうとする。
彼女が読んだ本の数は既に50冊を優に超えている。
子供にはまだ難しい単語が多く使われている本を、これだけの速さで読み終えるのは驚異的だ。
同じように不死の薬に貸してもらった辞書を片手に本を読み進めるその姿は、あまりにも歳不相応である。
記憶を失う前はそうでもなかったのかもしれないが、今となっては知りようのないことだ。
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