過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
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◆A0cfz0tVgA
[sage saga]
2013/12/08(日) 22:29:56.26 ID:Ma1cuYE70
頭を下げて謝罪する不死の薬を前に、咲夜は困惑の色を隠せない。
冥土帰しの不死の薬も、自分のことを思ってあの検査を実行したということは理解している。
その思いに対して罵倒の言葉を送るなど、どうしてできようか。
何より自分が今ここで生きているのは、彼女等二人の医者のおかげなのである。
感謝こそはすれど、恨みを抱くようなことは無い。
――――そう考えてしまうのが、咲夜の少し異常な所である。
本来であれば幾ら命の恩人とはいえ、その手で自身の身に危険を晒されれば不信の感情くらいは湧き出るものだ。
しかしそれは、『自分の命を大事に思っている』という前提がある上で成り立つ話。
自分の命に対してそれほど執着を持たない彼女に対しては、その前提が崩れてしまう。
自分の命が助かれば儲け。死んでしまったら、それはそれで仕方ないこと。
無論、彼女の中にそのような考えが明確に存在しているわけではない。
ただ彼女の『自身の命への無頓着さ』が、不死の薬達の失敗に対して不満に思わない理由になっていることは紛れもない事実だった。
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