過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
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◆A0cfz0tVgA
[sage saga]
2013/12/08(日) 22:56:47.25 ID:Ma1cuYE70
彼女の不安はもっともだろう。
何時能力が暴走するかわからない。そして一度暴走したら、おそらく自然と収まるまで対処のしようがない。
その間、彼女は時間が止まった世界に取り残されることになる。
襲い来る『孤独』という名の恐怖。それは彼女を怯えさせるには十分な物なのだ。
不死の薬「そうね……私達も暴走の原因を完璧に把握しているわけじゃない」
不死の薬「先日の暴走も機械によるものなのか、たまたま運が悪かったのか断定できるわけじゃない」
不死の薬「さっきも言ったように、専用の機械がある場所で改めて調べるのが一番なのだけれど、
貴方への負担を考えるとまだ時期早々というのが、冥土帰しと私の意見ね」
不死の薬「だから本格的な治療はもう少し先ということになるわ」
咲夜「そうですか……」
不死の薬「……その代わりといっては何なのだけれど」
不死の薬は徐に懐から何かを取り出し、咲夜の目の前に差し出した。
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