過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
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913: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2013/12/08(日) 23:08:41.08 ID:Ma1cuYE70

不死の薬「貴方にはその時計を預けておくわ。 壊さないようにね」

咲夜「……」



手の平にのった懐中時計を眺め続ける咲夜。その間も時計は規則正しく時を刻み続けている。


この時計は不死の薬が昔、壊れた腕時計を修理する際に時計屋に出向いた時に見かけて、思わず衝動買いしてしまったものだ。
仕事をしている時はあまり使うことは無く、私用で出掛ける際の装飾品の一つとして持ち出していたのだが、
ここ最近は多忙で何処かに出掛けることも殆ど無いため、机の引き出しの中で埃を被っている状態が続いていたのである。


今回これを手に持っていたのは、『もしかしたら必要になるかもしれない』という予感があったために過ぎない。
奇しくもその予感は的中したのだが、根拠など何も無かった手前、不死の薬も内心驚いていた。



不死の薬(とりあえず、これで幾分か彼女の不安が取り除ければいいのだけど……)



不死の薬は懐中時計を物珍しそうに眺め続ける咲夜を見て、そう願った。




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