過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
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◆A0cfz0tVgA
[sage saga]
2013/12/15(日) 23:01:28.69 ID:8lGU8i9O0
『わからないことがあったら、先ずは冥土帰し訊くべし』――――
長年医療に従事し、この病院の『知恵袋』とも呼べる存在である彼は、病院の同僚から日頃様々な相談事を受ける。
相談事だけならまだ良いが、時には自分だけで対処できない厄介事を押しつけられることも偶にあるのだ。
本来ならば断るべき所なのだろう。問題から何時までも逃げてしまっていては、本人の医療技術の向上に繋がらない。
しかし、万が一治療に失敗でもしたら大事になるのもまた事実である。
患者がその治療を受ける際、失敗する可能性を知った上で治療行為に同意した場合は、
医師が患者を救うことができなくても罪には問われないとされている。
しかし罪には問われないと言っても、失敗したという事実は医者の心に大きな傷跡を残してしまう。
それを乗り越えて初めて本物の医師になれると冥土帰しは思っているが、如何せん彼は今まで治療を失敗したことは一度もない。
他の医者が匙を投げてしまうような重篤な患者すらも、時間と必要な道具を自前で用意して完治させてしまう。
そんな人間が説教を垂れた所で、全く説得力がないのだ。
それに患者のことを第一に考える彼である。
同僚の医療技術の向上よりも患者の安全を取るのが当たり前のことであった。
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