過去ログ - ウェイバー「聖杯を解体する――」ダンテ「ジャックポットだ」
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182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/03(日) 07:05:10.28 ID:voL52w+p0
真田「うぉりゃ!!」

剣戟を交すたびに

バージル「――フン」

真田幸村という武人は悟る

この男はとてつもなく、かつ圧倒的に―――――――――――――

真田「強い………!」

そしてこの太刀筋は彼のものとよく似ている

バージル「どうしたランサー 動きが止まっているぞ?」

真田「―――っ!!やはりこれはスパーダ殿と似ている……!」

魔剣士の腕は止まり、束の間の静寂が訪れる

バージル「―――貴様、スパーダを知っているのか?」

凍り付いていた表情から一転、その顔には驚きが生まれる

魔剣士スパーダが魔帝を打倒した後、長きに渡り世界を放浪した事実をバージル知っていた

父の足跡を追い、城塞都市と呼ばれる場所に足を運んだこともあった

真田「左様!!我が纏いし威斧璃衣斗はスパーダ殿より賜いし絆の宝具!!」

そして、おおよそ生前には考え付かなかったこの極東の地にも、父の力は根を張り新たな力として自らに立ち塞がっている

バージル「聖杯戦争を終えた後にはまず――――この地を知ることから始めるとしよう」

真田「それは拙者を打倒した後の話だ!この真田幸村!そうそう打ち取らせはせん!!」

バージル「元より貴様は殺すつもりだ 結果は変わらん」

真田「いざ参る!!!」

バージル「―――――――――――」

真田「(先程より些か構えが甘い!!――――これなら)」

バージル「――その突進は認めてやろう 今回は命取りになったようだがな」

真田幸村がその罠に気付いたのは、蒼白の剣が体を斬り裂いた後だった

真田「―――――カッッ―――は」

幻影剣。フォースエッジを模した魔力により編まれし剣は主を囲むように廻り、攻撃の鎧と化している

真田「――体勢を立て直さねば………」

反射的に身を逸らし大きく後方に跳躍したことが吉と出たか凶と出たか

倒れはしたものの、幻影剣による傷はギリギリ致命傷のラインを避けることができた

とは言え、もはや満身創痍。英雄王の宝具射出を真っ向から受け止めただけでも並の英霊の所業ではない

そして、真田自身特別タフネスに優れた英霊ではない。その細身は全身のいたるところから血を流し刻一刻と終わりに近づいている

ようやく槍を地面に突き立て、よろよろと立ちあがる

真田「――ダークスレイヤーは……居ない!?どこだ!!」

「曲がりなりにも父が認めた男だ。特別にこの技で葬ってやろう」

次元の向こうから声が響いている

真田幸村が目にしたのは無限の斬撃、斬撃の海だった

真田「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」

「――――絶刀」


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