過去ログ - ウェイバー「聖杯を解体する――」ダンテ「ジャックポットだ」
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/18(月) 13:58:29.77 ID:mloeH76E0
その後、レディの皮肉によりひと悶着こそあったものの、宿わけは無事終了した。

冬樹市街
街を一望できる高層ビルの屋上。月を肴にマスターとサーヴァント二人優雅に酒に一興を投じしていた

伊達「変わらねぇな…星が見えないのは残念だが、あの月は……変わらねぇ」

奥州と場所は違えど、時代は違えど、天下統一に思いを馳せ、蒼天を駆け、夜月に美を感じたあの頃と変わらない。

トリッシュ「そう言うものなの?詳しいわけじゃないけど、ゲイシャにサムライもいないんじゃずいぶん違って見えるんじゃない?」

伊達「なぁに、neonのlightを肴に酒ってのも悪いもんじゃねぇさ」

トリッシュ「こっちのほうが私は落ち着くわ」

かつて魔帝の下僕としてダンテを訪ねた時に目にしたのも煌々と光り輝くネオンを目にした…気がする

トリッシュ「それはそうと――」

伊達「ん?」

トリッシュ「どうして貴方が私の召喚に応じたのかしら?また天下でも治めるの?」

伊達「そうだな…どうやら俺が逝ってからも世界ってヤツは変わってないらしい。それを変えてやりたいってのもある。それに世界中のHero集めてpartyってのも乙なもんさ」

だが、と付け加え政宗は言葉を濁しながら続けた

伊達「何よりも、コイツ…亜羅棲斗流を譲り受けたアイツに借りを返さなきゃ俺の気が済まないんでね、後はそうだな…ちょいとやり残したことがある」

伊達「いや、最後の部分は忘れてくれ。また話す」

トリッシュ「そう。また、ね。こっちも知りたいことは大方知れたわ」

アラストルを振るった経験があり、世界各地を放浪し、英雄的行為を行い、英霊の座にまで上り詰めた伊達政宗を完膚無きまでに叩きのめせる人物といえば――――トリッシュには該当する人物がただ一人、伝説の魔剣士を置いてほかにいないだろうと確信した

トリッシュ「なるほどね…」

何故自分が英霊、伊達政宗を召喚したのか考え込んでいたが、ようやくその謎の推理に一本筋が通った

アラストルを触媒として召喚を行った場合、呼び出せるモノはかなり限られてくる。

スパーダは最早神霊の域、もしくはそれに相当する別の概念存在に上り詰めてしまっている、さもすればまだ生きているのかもしれない。
だとすれば聖杯戦争に招くのはまず、無理である

次にこれがトリッシュの本命。電刄魔人アラストルの召喚を考えていたが、使うだけ使われ売り飛ばされてしまった挙句、その仲間に買い戻され戦う、と言うのは納得がいかなかったかもしれない。

となると残りは目の前に優雅に佇む侍が、変な英語と洋剣の形を模した魔剣アラストルを扱うことによってギリギリ西洋の英霊として扱われ召喚されたのかも…しれない。
それでもこれがかなりの例外であることは疑いようもなかった

トリッシュ「別に悪くないけどね―――結構ハンサムだし。よろしく頼むわ」

伊達「don`t worry。俺が参加する以上聖杯は頂く。問題はその先さ」

少なくともトリッシュは侍がこういうものであるとは微塵も思っていなかった。ノリの良さは嫌いではないのだが


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