過去ログ - ウェイバー「聖杯を解体する――」ダンテ「ジャックポットだ」
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47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/03(日) 02:28:07.68 ID:GIaHiKPa0
ネロ「(俺は――――――――――)」

彼らの剣技はまさしく凄まじい、だがそれでも、ネロには勝つ自信もあった。剣技だけなら。

赤セイバー「天幕よ、落ちよ!!―――――――花散る天幕!!!!」

伊達「DEATH FANG!!」

ネロ「(守れるのか………………?)」

サーヴァントには原則、一人に一つ、宝具という最後の切り札があることをウェイバーから聞かされている。
自分には内なる力もある、一対一なら宝具とやらを使われても打ち負かせる自信もあった。一対一なら。

伊達「さんさ時雨か萱野の雨かァ!Show-guys,now Ha!!」

赤セイバー「―――!!余の攻撃が通らぬ……ぐぅっ!」

究極婆娑羅技――敵の攻撃効果を強制キャンセルし、自分の剣技の粋を相手に連撃で叩き込む、宝具にまで到達した固有能力がセイバーに襲い掛かる

ネロ「(キリエを―――――)」

目の前の侍は怒涛の攻撃を繰り出している―――こんな奴が何人も襲ってきたら?霊脈、魔力が充実しているフォルトゥナが新たな聖杯戦争の地にならない可能性はゼロか?自分自身は生き残れても、愛する人―――――キリエを守れるのだろうか

赤セイバー「ジリ貧だぞ、マスター」

何とか凌ぎ切ったものの、体力の消耗、そして顔には焦燥の色が伺える。しかし、マスターであるネロに、その声は届いていない

ネロ「―――――――もっと力を」

赤セイバー「聞いているのか、マスター!!」

伊達「サーヴァントが問いかけてるってのに…情けねぇ大将もいたもんだ――――行くぜ」

六の爪が立ち尽くすネロ、消耗したセイバーを仕留めんと宙に舞った

ネロ「――――――もっと力を!!!!!!」

伊達「――Shit!?」

赤セイバー「くぅ…ぬあっ!?」

魔力の暴発、凄まじい衝撃と共に敵と認識しているライダー、そして味方であるはずのセイバーまで大きく吹き飛ばしてしまう

伊達「っ――そう来ねぇとな。戦にも華がねぇってもんよ」

赤セイバー「――奏者よ、どうしたのだ?」

ネロ「――――ハァ、――――ハァ……悪い」

大きく肩を揺らし息をする。しかし、結論は得た。魔剣教団の残党が聖杯を狙っているとか、この土地に根付く聖杯という名の災厄を振りまく呪いの壷を解体するとかそんなものはどうだっていい。力を得て、キリエの元に戻る。それがネロの出した答えだった

ネロ「―――終わらせるぞ、セイバー。俺にチンタラしてる時間はないらしいんでな」

赤セイバー「余と奏者が組めば万軍よ!!一気に片づけてやろうぞ!!」

伊達「Ha!舐められたもんだな、何なら実際に万軍って奴を見てみるかい?―――帰れるかどうかはアンタら次第だがな!!!」

ライダーを中心に風が吹き荒れ、草木は青々と生い茂り、空は晴れ渡る。

赤セイバー「こやつ……余が真名を出し渋っていると思うて次々出番を奪いおって……!」

ネロ「ブッ潰してやるさ――――!!!!躍らせてやるぜ!!!」

世界は彼が天下を駆け巡った戦国時代へと塗りつぶされようとしていた

伊達「Are you ready gu―――――――――」



「――――――令呪を以て命じるわ。その辺にしといてもらえる?多分大丈夫だろうけど、もし死んじゃったら私が怒られるだろうし……ね?」



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