過去ログ - ウェイバー「聖杯を解体する――」ダンテ「ジャックポットだ」
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[saga]
2013/02/11(月) 13:51:55.11 ID:2Hi6qj4V0
数日前
聖杯を解体するため冬木を訪れた一行。ダンテにとっては二十年ぶり、ネロやレディは未踏の地だったが、その空気の淀みは確かに感じ取れていた
ダンテ「ここも変わらねェな。――空気が不味いぜ」
ウェイバー「それは少し違う。空気が不味い時にしかお前が来てないんだ」
ダンテ「――なるほど。ま、そんな事態にでもならなきゃ俺もわざわざ足を運んだりしないさ」
ウェイバー「同感だ。私も日本はあまり好きではないからな。できれば今回限りで御免被りたいものだ」
ちょっと、と口を挟んだのはあかいあくまこと冬木のオーナー遠坂凛である
凛「あのね、人の地元で空気が不味い不味いって言うのやめてくれないかしら?」
士郎「そう言うなよ。聖杯戦争が起こる前後の冬木なんてこんなものだろう」
なだめるのは衛宮士郎。――と言ってもかつての青き少年だった頃の面影は殆どなく、体格は外国人の中でも大柄なネロやダンテに引けを取らない背丈に、東洋人ならではのシャープで無駄のない筋肉、そして何より度重なる固有結界の行使によって色素を失い逆立った髪など、かつて対立したもうひとりの自分――英霊エミヤとほぼ同等の容姿をしていた。
敢えて違いをあげるなら、衣服と目付きが士郎のほうが若干優しいことぐらいだろうか
レディ「そんな事はどうでもいいの。早く宿に着きたいのだけれど?――それともこの荷物、貴方たちが持つ?」
不機嫌そうに呟いたのはレディ。かつての名、メアリ=アン=アーカムの名を捨て、人間ながら卓越した体術と銃さばきを武器に第一線で活躍する悪魔狩人だ。
本来なら聖杯戦争のような面倒事に巻き込まれるのはまっぴらゴメンなのだが、聖杯の解体という極めて困難な呪術的儀式を行うにあたって、巫女の血を継ぐ彼女の存在がいるかいないかで難易度が数十倍にも跳ね上がるとか
上記の理由でウェイバーも渋々、研究費と詐称し多額の報酬金を用意せざるを得なくなったのである。勿論宿代、準備費用、その他etc費は別できっちり頂くつもりのようである
あと、ダンテからも何かと都合をつけて搾り取るつもりでもある
ウェイバー「だから私は最初に荷物の運搬は業者に委託するべきだと……!」
レディ「イヤよ。きっちり管理しておかないと何が起こるかわからないもの」
ウェイバー「安心しろ!ニホン人は真面目が取柄のようなものだ!!」
レディ「まだ見てないから何とも言えないわね」
ウェイバー「…………………」
頭が上がらない。仕方ないと思っていても腹が立つ、こういう理屈だけで通じない輩はウェイバーの最も苦手とするタイプであり、同時に目の前のダンテたちやかつて仕えた王のように信頼のおける証でもある。腹は立っているが
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