過去ログ - 【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 3クール目【仮面ライダー】
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194: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2013/02/12(火) 18:51:16.99 ID:M+8PCIVPo
>>92より

会長「我々は、他にもコアメダルを所持している」

会長「ただし、君には渡す事ができない!」

京太郎「……それは、どうして」

会長「君自身の言葉を借りるのなら、グリードが強力になったためだ」

会長「君に渡しても、すぐに向こうに奪い返されてしまうからね」

京太郎「……」

会長「ただ、研究が終われば――こちらの戦力も増強される!」

会長「そうなれば、君に返しても……以前よりリスクが分散されるだろう」

会長「セルメダルが十分に手に入れられれば、我々も君に早くコアメダルを変えす事ができる」

会長「だから、このままの比率で。穴を埋めた形にして欲しい」

会長「そうすれば、君の手元にもコアメダルが早く手渡せる事にもなる」

京太郎「……」

会長「その条件で、新たに契約を結ぼうじゃないか」

会長「これは、お互いにとっても得なはずだ!」



 ……どうするべきだ。

 これでは生命線を握られているのも同然だ。
 比率はそのまま。抜け道が塞がれて。
 見返りと言うのはコアメダル――それは魅力であるが。
 だが、いつ返されるとは言及されていない。言い出すタイミングは相手の自由だ。

 無理やりに奪いとる――それはできない。
 そうなったら交渉などというテーブルには立てないし、何より――。
 ――今まで、この話し合いの為に敢えて眠らせていた良心と恐怖心が目覚めてしまう。


 ここで鴻上ファウンデーションと決裂したら、須賀京太郎は人を助けられない。
 本来できるはずだったことを、己の愚行で不意にしてしまう。
 それは――嫌だ。怖い。
 だからこの手を払う事なんて、不可能なのだ。

 そんな気持ちが、鎌首を擡げ始めていた。
 押し殺して、敢えて無視していたものが目覚め始める。

 この場でできる提案。
 今はこちらが追い込まれているので、ひとつ。それぐらいだろう。



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