過去ログ - 【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 3クール目【仮面ライダー】
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400: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2013/02/13(水) 22:43:31.63 ID:T16GRQH+o
連投だからずれて>>398:淡


淡「あ……」

京太郎「……よう」


 軽く手を上げて。
 この間と同じくらいの距離を取って、座る。
 なんというか、親しいとは言えないが。かといってまるで他人とも言えない。
 京太郎が強くなろうと思っている理由の一つ――それも大きな――であるからだ。

 だから勝手に妙な親近感を感じこそするものの。
 改めて考えてみたら、それほど親しくもないなと思い至り、自己完結する。

 さて、何と言ったらいいものか。
 戦友や共闘関係かと問われたら――首を傾げざるを得ない。
 一緒に戦ったり、鍛えたりもしていない。そもそもこいつを戦いに出さないと思って鍛えているのだから。
 だから戦友ではないだろう。
 そこまで親しくなった覚えはない。向こうもきっとそう思っているはずだ。

 かといって、知人――であるのか。それも疑問だ。
 二、三度顔を合わせたり、ただ喋るだけの相手とも思えない。
 ライダーという秘密を共有しているのだし、知人と言うよりは深い関係だ。


 さて――と、首を捻って。
 ああ、そう言えば助けられていたのだと思い至る。
 となれば、須賀京太郎の恩人であるというのが正しい訳だ。

 ぺち。


京太郎「……おい」

淡「いいじゃん。シイタケ食べに来てくれたんでしょ?」

京太郎「色々待て。そもそも、シイタケ食べに来たわけじゃないし……というか、俺にぶつけるな。シイタケを」

淡「手が滑った。はい、終わり」

京太郎「……滑らせんなよ」

淡「じゃあ、シイタケに好かれてるんじゃないの? よかったじゃん」


 でもこれ果たして、恩人と呼んでいいのか。
 どうにも失念しそうになるほど、この大星淡というのは間抜けだ。よく言えば無邪気だが。

 そんな間抜けそうな彼女が。
 わざわざ楽しんでいた部活を諦めて、ライダーになる理由。
 それが気にならないと言ったら嘘になるが――


京太郎(……聞いてもどうしようもないしな)

京太郎(重い話打ち明けられても、どう対処していいのかわかんねー)

京太郎(そうなった事ないから何とも言えないけど、多分何も言えなくなるだろうし)


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