過去ログ - 【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 3クール目【仮面ライダー】
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◆B6xkwd67zxGJ
[saga]
2013/02/15(金) 23:32:31.05 ID:IXJfx1muo
>>612
の判定:86(モテキ到来?)
セーラ「……ぁ」
江口セーラが手を伸ばすより先に、京太郎が彼女の頬に触れた。
この間のように万が一の失敗――ラッキーであったが――を起こさない為にも。
ちゃんと、手で彼女の頬を包むように。
それに、セーラは硬直した。
唐突に頬に伸ばされる手。触れる指。
それを行っているのは男である。年下とはいえ、そろそろ男の顔つきをしてきた少年だ。
思わず、目を固く閉じてしまう。
それに驚いたのは京太郎だ。
彼女の頬に手を添えて。そして彼女が目を閉じる。
リップなどは見られない唇であるが、それでも整っていながらふっくらとしていて。思わず指で触りたくなった。
固く閉じられた瞼にある睫毛は思ったよりも長く。
それがなおさら、彼女の風貌を美しいものに変えている。
何より、固く閉じられた目尻には若干涙が滲み。
その頬が、赤く染まっている。
これではまるで――――。
キス、ではないか。
そう考えた瞬間、京太郎の心臓も跳ね上がった。
それが人ごみ、衆人環視という事も忘れて。本来彼女の頬に手をやった理由も忘れて。
もう少しこのまま――とは思わずとも。
快活で強気だった江口セーラに、不意に女を感じた。
それは京太郎の思考を止まらせるには、十分だった。
京太郎(睫毛、長ぇ……)
京太郎(頬っぺたすべすべだし、唇、やわらかそうだ……)
その場に居合わせた、T・Sさんは後にこう語る。
尭深「あれ、ですか……ええ、驚きました」
尭深「まさか、学食で……学ランを来た美少年と中々の美形の少年の絡みがみれるなんて……」
尭深「あれは普段強気で世話焼きだけど小さい事に若干のコンプレックスを覚えている先輩が」
尭深「いつもは面倒を見ている年下の少年からの無意識の強気攻めによって自分の好意を自覚して」
尭深「それで夜も眠れずに、段々と禁断の関係に……」
――あ、ハイ。もういいです。
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