過去ログ - 【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 3クール目【仮面ライダー】
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◆B6xkwd67zxGJ
[saga]
2013/02/16(土) 02:24:44.13 ID:nG4saUl8o
>>755
の選択:鷺森灼
灼「……あ」
京太郎「ども……」
屋上に出たその時に、そこに居たのはあの時の少女――とはいっても年上――だ。
鍛えた甲斐もあってか、妙な負い目は感じなくなってきた。
それでもやはり、大星が居なければどうなっていたか――と思えば怖く。
そして、打ち解けると言うのも難しい。
京太郎の、敗北の象徴的な人物だ。
どうやら、大星淡はいないらしい。
まあ、居たなら居たで困るというのも事実である為、それもいいが。
わざわざ、また。
敗北しましたから――と言い出すほど打ち解けた関係でもない。
そんな傷の舐めあいをする関係では。
それに、あいつはあいつで事情があるようだし……京太郎が余計なことを言ったのなら、彼女は安心できなくなってしまう。
会釈をして。腰を下ろす。
そう言えば彼女については知らないし、まあ、一般人に話したところで割りとどうにもならないのだが。
それでも、却って事情の分かるライダーに会うよりはマシなのかもしれない。
あの時とはまた状況が違うけど。
それでも自分が負けた――というのには変わりがない。
むしろ、精神的に負けたものであるだけ、余計に己の中では強固な敗北感がある。
京太郎「えーっと、須賀京太郎です。よろしく」
灼「鷺森灼……あのときは、ありがと」
京太郎「いいんですって、当然の事をしたまでですから」
話そうか――と。
そう思って、無意識に笑顔の仮面を被ってしまった事で改める。
彼女には、ただでさえあの時命の危機に晒してしまった――つまり恐怖的な体験をさせてしまった負い目があり。
それに対して、或いはそれでも言われた礼に対して、自分はなんでもないと返したのだった。
ここで……変に打ち明けた話をする仲だろうか。
実は須賀京太郎は悩んでいる人間だと喋る事が、正しい事だろうか。
それではまた、余計な恐れを与えてはしないだろうか。
表面的にはヒーローのままでいた方が良いのではないだろうか。今までのように。
そんな思いが、京太郎の口を閉ざした。
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