過去ログ - 【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 3クール目【仮面ライダー】
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937: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2013/02/16(土) 16:18:37.55 ID:f5vF6OaRo
>>935の判定:89(イベント)

京太郎「……!」

姫子「あ、部長……あれ」

哩「……弱かライダーか」


 こちらを侮蔑の目線で睨み付ける、あのWのライダー。
 もう一人はサポート役だろうか。
 やはり――面白くない。こういう目を向けられるというのは。


哩「……お前に用なぞなか。退け」

京太郎「……ッ」


 道(そこ)を退け。
 その言葉を一度は肯んじてしまって――圧力に押されて引いてしまった。
 今もやはり、怖い。

 あの目――そう、その目だ。
 この世の絶望の中に晒して、その後に煮詰め挙げて冷やしたような絶対零度のマグマの眼光。
 昏く重い、その瞳。
 それが怖いが――。

 ここで引いてどうするのだ。
 そんな須賀京太郎は、果たして自分と言えるのか。
 これまで助けた人々に――己自身に。
 自分は自分だと、胸を張れるのか。

 そんな思いが、足の震えを殺した。


京太郎「……話がある」

哩「お前にはある……そいでん、私には関係なかとよ」

姫子「だから、私たちですよ」


 こちらを圧殺せんと圧し掛かる双眸を――それでも堪えて睨み返す。
 僅かな沈黙の後、Wであったライダーは小さく頷いた。


哩「場所は?」

京太郎「ちょっと、屋上まで」


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