過去ログ - 【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 3クール目【仮面ライダー】
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944: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2013/02/16(土) 16:38:37.90 ID:f5vF6OaRo
>>942の選択:1

京太郎「単刀直入に言うぜ」

京太郎「……こんな特徴の人物に、心当たりは?」


 あの日、鷺森灼から聞いた。
 ミュージアムの人間と接触していたという、スマートブレイン学園生。

 長らくライダーをやっているというのもあるし。
 この片割れ――姫子と呼ばれている――は二年生だ。
 故に、何かの情報はないだろうか。

 そう思って、問いかけてみたが……。


哩「ミュー、ジアムゥゥゥ……ッ!」


 そこに居たのは手のひらで顔を覆い。
 それでもその隙間から除く瞳だけで――先ほどのように覚悟を決めた京太郎を射殺さんばかりの。
 そんな、憎しみと激情に満ちた目だ。

 それまで沈静化していたマグマが。血涙と共に噴き出さん。
 それを抑えようとしている風にも見えた。
 これが――この女の憎悪。これが――この女の憤怒。これが――感情。

 顔を押さえる手が、ぎしぎしと戦慄きたてた。
 砕けんばかりに噛み締められる奥歯の音。
 何度も肩を上下させるほどのあまりの怒りに、髪が逆立っていく。

 近づくものは皆灰にする。
 そうとも思えるほどの――燃え盛る漆黒の炎。


姫子「でも部長、考え方によっては花田はまだ生きとっとです」

姫子「残りの二人も、もしかしたら同じように……」

哩「……ッ」

哩「……姫子。ミュージアムば、潰す」

哩「そいで、あいつらば助ける。皆でまた、部活ばやる」

哩「それで……よかと?」

姫子「部長、あの日から……ついてくってゆーとっとですよ」


 これで分かったが。
 Wの二人は、あの“いないはずの学園生”と知り合いである。
 否、親しい関係である――らしい。
 それが彼女たちが、ミュージアムと戦う理由なのだろうか。

 そして二人で話を完結させて。
 背を向けて、屋上から立ち去ろうとする二人。


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