過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：九巻目【都市伝説】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：九巻目【都市伝説】

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50:1[saga]
2013/02/11(月) 23:52:22.58 ID:V1GJAAgQo
怜「(……話を聞いて回った結果、最後に相棒と話したのはうちや)」

怜「(あの時、電話の向こうで言ってた『知り合い』……そいつが、やったのだとしたら)」

怜「(下手人は、身内。相棒は絶対に油断する)」

相方ゆえの性格な京太郎の性格判断。
彼女自身の分析力により、限りなくその予測は正確に近い。

怜「(……もし、あの時、うちが何かに気付いてたら……)」

怜「(何か出来たとしたらうちだけ。つまり、うちのせいで――)」

怜「……やめやめ。うちが『過去』の事だけに囚われとるなんて、笑い話にもならへんしな」

竜華「？」

怜「竜華、もうええよ。膝枕ありがとなー」

竜華「そうなん？　怜にしては珍しゅう短かったな」

怜「充電完了や。これでまた、気合が入る」

スカートの裾を直し、襟を整え、少し乱れた髪を梳く。

気合十分。

今すぐにでもカチコミに行ける、そんな気迫だ。

竜華「……どこに行くん？」

怜「アイツが呼んどる。多分、四人全員」

怜「ならうちは、一番先にアイツの横のポジションを確保せなあかん」

竜華「せやろなぁ。……実は私も、ちょっと心配してたんや」

怜「ま、安心しとき。うちが居れば百人力なんやから」

竜華「ん、お願いな、怜。二人共、無事に帰って来て欲しい」

怜「おまかせあれ、や」

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