過去ログ - マミ「私は……守りし者にはなれない……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第三章
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122: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2013/03/08(金) 03:02:38.36 ID:Jp/GoSdMo

「そうだな……」

 零は食べる手を止め、考える。
 答えが返るまで、時間はかからなかった。

「耐えられなくはない、かな。
独りで辛くて、寂しくても、慣れれば我慢できないほどじゃない」

 彼は笑みを絶やさなかったが、その笑顔は少し変わっていた。
 気のせいかもしれない。注視しなければ気付かない、微細な変化。
さっきまでの軽さはなく、心なしか哀しそうでも、懐かしむようでもあった。

 マミは止めていた息をゆっくり吐く。全身の緊張が僅かに和らいだ。
 もし、平気だとか、痛くも痒くもない、なんて言われていたら。
 きっと、その時点でマミは彼を理解することも、理解を求めるのも諦めていた。

 そんな鋼のような精神を持った人間の考えなんて、きっと聞いても共感も理解もできない。
だからこそ鋼牙が高みの存在に思え、複雑な感情を抱いてしまう。




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