過去ログ - マミ「私は……守りし者にはなれない……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第三章
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◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2013/02/23(土) 04:30:28.84 ID:BGorv0Bko
「マミさん……」
驚きを含んだ、意外そうな声。
さやかの目は信じられないものを見るようでもあった。
何故、彼女はそんな顔をしているのだろう。すぐに理由には思い至った。
――あぁ……それだけ今の私が酷い顔をしているのね……。
狼狽えて、弱さを晒してしまった。後輩である彼女の前で。
その事実が、落胆が、プライドを砕いていく。
先輩として、しっかりしないといけないのに。
傷付く弱い自分を許容できずに、更に傷付く負のスパイラル。
これまでの自分が上手くイメージできない。
まるで仮面の被り方を忘れてしまったかのよう。
居た堪れなくなり、逃げ出したくなる。
「ごめん……マミさんに当たっても仕方ないよね」
さやかは一言詫び、着席する。
気遣われた。憐れまれた。
それを惨めに感じ、そう思ってしまう自分に腹が立つ。
事実がどうあれ、心の弱さ以外の何物でもないから。
暫し、気まずい無言の時が続いた。互いに切り出す機会を窺っていた。
マミは目を閉じ、紅茶を啜る。
その味と香り、喉から身体に沁み渡る温もりが心地いい。
いつもの自分を思い出させてくれる。
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