過去ログ - マミ「私は……守りし者にはなれない……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第三章
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◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2013/02/23(土) 04:39:00.78 ID:BGorv0Bko
マミは迷い、
「いえ、私の方こそごめんなさい。つい声を荒げちゃって……。
ともかく、今日はもう遅いから帰った方がいいわ」
結局その程度しか言えなかった。
これ以上、一緒にいてはいけない。もっと彼女を傷つけてしまう。
もっと醜い自分を晒してしまう。
「うん、そうする……」
最悪の空気にさやかも堪えかねたのか、すぐに荷物を手に立ち上がった。
「私のせいで無駄足を踏ませて本当にごめんなさい。
お互い頭を冷やして、また改めて話しましょう?
でも、これだけは約束してほしいの。鹿目さんにも伝えておいて。
私の話を聴くまで、キュゥべえとは絶対に契約しないで。いい?」
二人とも契約には慎重になれと言ってある。
下手に急いで真実を明かすより、今はこれだけ念を押しておけば充分だろう。
「わかった……でも、あたしからもひとつ」
さやかは頷くと、はっきりと言った。
「もう絶対あの人と一緒は嫌だから」
「……ええ、私はもう少し待ってみるわね。気をつけて」
足早に去っていくさやかを、マミは見送るしかなかった。
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