過去ログ - 【安価・コンマ】境界線上のホライゾンTRPG【19】 -SS速報VIP

過去ログ - 【安価・コンマ】境界線上のホライゾンTRPG【19】

↓ 1- 覧 板 20

273: ◆2BKUj1MfpU
2013/02/15(金) 13:51:32.59 ID:32l6l9SIO
真喜子「――と言う訳で、今日は彼は休みだそうよ。後で誰か見舞いに行ってやんなさい」

ここは、武蔵アリアダスト教導院の三年梅組。彼の所属するクラスだ。

現在は朝のホームルームを行っており、教壇では担任の、オリオトライ・真喜子が連絡事項を伝達している。

真喜子「はい、じゃあホームルームお終い。一時限目の準備しなさーい」

真喜子(休みだなんて、あいつ何やってるのよー……っ！)

オリオトライ・真喜子、彼に想いを寄せる女性の一人である。

真喜子(抜け出したいけど、今日は全部授業入ってるし……)

職員室へと続く廊下を歩きながら、彼女の頭は高速で回転し始める。

真喜子(させない……あの子達に抜け駆けだけは絶対させないわ！)

順調にダメな方へと決意を固めつつあるのだった。

授業中の三年梅組。その中で、密やかな会議を行う者達の姿があった。

ナルゼ(どうする？あいつ今日休みよ)

ナイト(折角チョコ持ってきたのにねー)

マルゴット・ナイトとマルガ・ナルゼ。彼女らも又、彼の事を慕っている女性である。

ナルゼ(でも、これはチャンスよ。抜け出してあいつの所に行けば、その時点て大幅リードよ
っ！)

ナイト(抜け出すのはいいけど、流石に二人居なくなったらバレないかな？)

先生の目の話では無い。ライバルの話である。

この教室には、彼を狙うライバルが多数潜伏している。彼女らを欺くことはそう簡単では無い。

ナルゼ(し、仕方ないわ。ここは私が行ってくるわ)

ナイト(あー！ガッちゃん抜け駆けしようとしてるー！)

ナルゼ(べ、別にしてないわよ！)

ナイト(へー、じゃあナイちゃんが行ってもいいの？)

ナルゼ(だ、ダメよそんなの――あっ)

ナイト(ほら、やっぱりね)

ナルゼ(と、兎に角！ダメなものはダメよ！私が行くわ)

ナイト(えー！ガッちゃんズルいよー)

双嬢と呼ばれ、普段は中の良い彼女らもこの時ばかりは譲れないのであった。

<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>

1002Res/206.57 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ