過去ログ - ネミッサ「デビルサマナー鹿目まどか 対 魔法少女鹿目杏子」まどか「戦うの?」
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347: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/05/26(日) 23:39:05.25 ID:wWG9sfLo0

ほむらは、時間を忘れて語る『まどか』を眩しそうに見つめる。その朗らかな
顔がまどかには一番似合う。それはきっと誰しもがそう思うことだろう。

ほむらがあらゆる事態に対応し、何度も自分を助けようとしたこと、
ときに事情を知らない『まどか』に心無い言葉を浴びせられ涙を流したこと、
どんなときも、いつまでも諦めることなく戦い続けたこと、
何度か、何度も、何度でも、その横顔に憧れ見惚れたこと……。

「そう、貴女はこちらのまどかより多くのことを知っているのね」

まどかにはループのごく初期の記憶しかない。ビジョン・クエストによって
三回分のループと、桜井……スプーキーの記憶を見せられたことを本人から
聞いていた。それが桜井の気遣いであるのか、能力的な制限によるものなのかは不明だが。

「ほむらちゃんはね、一回も投げ出さなかったの」

何度も繰り返しているため、そのループを『捨てる』こともできたはずだ。
だが『まどか』の知る限り、彼女はそんなことを一度もしなかった。
只の一回も諦めず、投げ出さず、腐らず、ただただまどかを救うことだけを
試し研究し、祈り続けてきた。そんなことが常人にできるわけがない。

「ぜんぶの私を救おうとしてくれたんだよ。
……そんなこと知ったら、私……大好きになっちゃうよ」

照れ笑いを浮かべ『まどか』は締めくくった。



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