過去ログ - ネミッサ「デビルサマナー鹿目まどか 対 魔法少女鹿目杏子」まどか「戦うの?」
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◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/06/09(日) 20:49:37.56 ID:m3OwlXof0
【たましいのあんそくちへ】その三
週の中ごろ、ほむら宅でのお茶会が催された。いつものマミの部屋では
ない理由は家主のマミの追い込みと、ネミッサの不在によるもの。
ネミッサは相変わらずマミの家事をフォローするが、本人にも仕事があり
毎日自宅にいられるわけではない。ことに魔法少女のことになるとどうしても
不定期に外出を余儀なくされる。
ただ幸いなことに、今日は前もって外出がわかっていた。だからほむらの
許しを得てこうして皆で集まっているのだ。
「みんなに集まってもらったのはほかでもない」
「いや、なに勿体ぶってんだよ。クリスマスだろ」
「いやまぁそうなんだけどね」
「ウェヒヒ。さやかちゃん、ドラマのセリフみたいなこと言いたいだけだよね」
「まーねー。場所はここでいいの?」
「ええ、構わないわ。マミは受験だし、飾り付けの余裕もないでしょう?」
実は、と勿体ぶるほどでもないが、詢子や知久はクリスマスパーティの会場に
自宅を使うことを提案していた。だが、やはり魔法少女のこともあり即決は
しなかったそうだ。
そんななか、件の『まどか』はやや離れたところにいる。パッと見ると
身を引いて遠慮しているように思われる。だが理由を聞くと微笑ましい返事が
返ってくる。
「どうしたの『まどか』。貴女も話に参加してもいいのよ?」
「遠慮しなくていいよ?」
「ううん、遠慮じゃなくてね。皆の顔が見たいの」
楽しいパーティのための話し合いに顔を輝かせる皆をみるのが楽しい。
彼女はそういっていた。
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