過去ログ - ネミッサ「デビルサマナー鹿目まどか 対 魔法少女鹿目杏子」まどか「戦うの?」
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◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/07/28(日) 21:39:57.20 ID:qYv1Bj5k0
ライドウ二人が作る結界に全員が乗る。彼ら二人があのシーアークの
あの部屋に送り届けるという。そのまま二人はまだアカラナ回廊を
観光旅行にいくそうだ。理由ははっきりいわなかったが、おそらくは
別れの言葉の湿っぽさが苦手なのだろう。
「では、移動する」
皆、別れの言葉が思いつかないらしい。口をつぐんでいる。そんな中
ネミッサだけははっきり胸を張っていた。
「アタシならこう言うよ。皆もそうでしょ?」
全員が察し、そして笑っていう。それが最後の言葉になった。
それを『まどか』が受け止めて笑う。スプーキーもそれを受けて微笑む。
「それじゃ……またね」
『まどか』とスプーキーに見送られながら、一向は少しずつ二人から
離れていく。徐々に小さくなるその姿を目に焼き付けようと皆瞬きもせず
じっと見つめていた。
それが光に包まれて消えると、また無音の世界に戻る。
「すごい子達だね。魂の安息地にたどり着いちゃうとはね」
『まどか』は彼の言葉に答えることができずにいた。大粒の涙を流し、
泣きじゃくっていたから。それは悲しみの涙ではない。歓喜ともいいがたい。
その涙の意味に気づいた彼は、そっと『まどか』を抱き寄せた。
これが最後の涙。彼女はこれからネミッサ以上につらい生き方で、魔法少女を
救うたたかいに赴く。
けれども今、今だけは、涙は許されるのではないかと、スプーキーは思った。
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