過去ログ - ネミッサ「デビルサマナー鹿目まどか 対 魔法少女鹿目杏子」まどか「戦うの?」
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◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/07/28(日) 21:44:19.43 ID:qYv1Bj5k0
【エピローグ】
二人が恋人として意識していた時期が長くて二年、ひょっとしたら一年程度
だと言ったら、驚くだろうか。その後百年にも及ぶ長い年月をネミッサは
その記憶を一日に何度も繰り返し思い出して支えにしていたと言ったら、
信じられるだろうか。
マミは誰よりも知っていたはずだった。孤独の寂しさ、つらさを。けれども
ネミッサは長年隣に居すぎた。そのかけがえのない時間の温かさや尊さに
慣れてしまっていた。
知らないことはいえ、マミは孤独をネミッサに強いてしまった。
だから彼女は絶対に離れないと決めた。仕事だろうと何だろうと、必ず同行する
ようにしている。今も、これからも。
そこはネミッサとマミの部屋。かつてはネミッサが居候だったが、今は逆。
時折現役組が邪魔しに来たり、さやかや杏子が食事をねだりに来たり
ほむらとまどかがお茶をしに来たりと、来客は途切れない。
「ちょっと、ネミッサ。そろそろ服を着なさい」
「まだ大丈夫でしょ。まだ一時間あるわ」
「だからって……もう!」
未だベッドで寝っころがるネミッサに、早々と着替えたマミのお叱りが
飛ぶ。昨夜の情事そのままに全裸でシーツに包まっている。
「……だって、昨日アタシ寝てないもん。誰が寝かさなかったと思ってるのよ」
原因のマミはさすがにあまりきつく言えない。マミはともかくネミッサは
あれで失神したようなもので、眠ったとは到底言えない。寝不足と疲労が
残っていた。
「でもほら、ほむらさんたちが来ちゃうわよ」
そういってシーツを掴む左手には、中指ではなく薬指にエンゲージリングが光る。
それと同じものがネミッサにもある。魔法少女の指輪がない代わりに二人で
買ったそれは、同じデザイン。
「ふぅ。わかったわ。じゃぁもうやらないほうがいいのね」
「う……」
意地悪そうにマミがいう。わざわざ耳元で呟くのだから始末に負えない。
「やだ」
「これからちゃんと支度してくれる?」
「……する」
「いい子ね、さぁ、起きなさい」
「マミちゃんの意地悪」
「ネミッサの駄々っ子」
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