過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その3!?」
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197: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/03/16(土) 21:50:06.94 ID:IS+UAhJ00
七海「日向くんっ!」

七海は血まみれでぼろぼろの日向に慌てて駆け寄る。
ゲームでも、実体でなくとも、死ななくとも、七海にとって日向はかけがえのない大切な存在で。
七海は眼の端に涙を浮かべながら、必死に日向へと呼びかける。

日向「……」

七海「…ダメみたいだね」

七海は必死に悲しみを押し殺し、そう呟く。
これで終わりではない、そうわかっていても、いつも皆を守り続けていた日向の戦闘不能はパーティに大きな動揺をもたらした。

苗木「日向くんがいないのは痛手だけど…終里さんさえ倒せば……大丈夫なんだ」

苗木は悲痛の面もちで、しかし力強くそう言い放った。

日向「………だ」

七海「えっ」

日向「……大丈夫だ」

しかし、日向は立ち上がる。
ぼろぼろだったはずの身体で、立ち上がる。

日向「俺はまだ…戦えるぞ!」

瞳に真紅の煌めきを宿し、穢れなき白を髪に宿し、鋼なる意志を胸に──
日向は再び立ち上がった。

終里「マジかよ!?…へっ、まだそんな力を隠し持ってたのかよ!なんだかワクワクしてきたぞ!」

七海「日向くん…!」

日向「七海の声、聞こえてたぞ。大丈夫だ、俺は誰にもやられない。その為に今までも努力してきたんだ…何の才能が無くても、俺はみんなを護り抜く!」

日向に2000ダメージ。
日向のスキルが発動、HPが全回復し、全ステータスが50%上昇した。

七海「今の私にできることは……!」

七海も日向と同じように瞳に決意の煌めきを宿し、右手を天高く掲げる。
指先から稲妻が迸り、世界が暗雲に包まれていく!

七海「明鏡止水!」

暗雲は闘技場全体を覆うほどまでに広がっていき、暗雲に包まれた世界は“静止”する。
敵のターンをスキップ。

苗木「今のうちにできることを積み上げていくぞ!」

苗木は素早く終里攻略への戦術を閃き、意識を集中する。
自身に眠る希望の力を練り上げ、力へと昇華する──!
苗木の攻撃力が上昇し、攻撃回数が上昇した。

江ノ島「ちょっと王道バトル漫画の展開すぎて冷めるわーマジ冷めるわー」

空気の読めない一言をだるそうに言い放ちながら、身の丈程の大剣を終里へと叩き込んでいく。
時の流れを制止させられている終里に防ぐ術はなく、絶望の一撃をその身に受ける。
終里に1120ダメージ。


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