過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その3!?」
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◆x/rxoIq2T6
[saga]
2013/03/21(木) 19:52:53.87 ID:nkc/ffdi0
僕は数日前、江ノ島さんに告白した。いや、告白という形になったというのが正解だろう。
いつものように交流していて、気が付けば僕は江ノ島さんと何度も交流していた。
最初こそぶつかり合って、意見も食い違って、一時期はパーティがバラバラになりかけたこともあった。
それでも何とか乗り越えて、気が付けば僕は江ノ島さんの事を好きになっていた。
希望を信じている僕が、絶望の象徴である彼女に惹かれるなんて間違っているのかもしれない。
でも彼女が絶望の象徴だからこそ、僕は惹かれたんだと、今では思う。
このゲームをやってから、江ノ島さんはどこか柔らかくなった気がする。
それこそコロシアイなんかを計画していたころの江ノ島さんは絶望のためなら何でもした。
でも今の彼女は、やっぱり絶望を求めているけど…前の江ノ島さんとはどこか違う、そんな気がした。
そんな彼女を見ていると、どこか放っておけなくて。
まあこんな事をだらだらと言ってても仕方ない。とにかくそんなこんなで、僕は江ノ島さんに「一生傍にいて、君の絶望を希望に変えてみせる」と言った訳なんだけど。
彼女はその言葉をどう解釈したのか、どうやらプロポーズとして受け取ったらしい。
そのあとの江ノ島さんの顔は、今でも忘れない。見たことも無いくらいに顔を赤くして、「ま、まあ…私は構わないけどね……その、苗木クンを絶望させるにはうってつけだし?」なんて言っていたのを記憶している。
今ではすっかりいつもの調子だけど、いつか、いつの日か。
彼女にも希望を与えられるんじゃないか、今はそう思っている。
江ノ島「おい聞いてんのかよ苗木こら」
苗木「へ?」
江ノ島「やっぱり聞いてないし」
苗木「ごめんごめん、それで何かな?」
江ノ島「今日は私様とデートしてもらうぞ」
苗木「それは良いけど…どこで?」
江ノ島「それは出てから決めます…早く行きましょう…」
苗木「了解」
それからは二人で当ても無く街中を歩いた。
特に意味があるわけでもなく、ただ二人でぶらぶらとしている。
僕はこの空気が嫌いじゃないけど、常に刺激?を求める江ノ島さんは退屈そうだった。
江ノ島「あーつまんね」
苗木「なんとなくそういうと思ったけど、ストレートに言いすぎだって…」
江ノ島「これなら部屋の中で退廃的にイチャイチャしていた方が有意義だと思いまーす」
苗木「それならいつでも出来るでしょ」
江ノ島「ゲームの中にもホテルってあるのかなー?」
苗木「?宿屋ならあるけど」
江ノ島「いや、そっちじゃなくてアダルトの」
苗木「どうしてその話題が今出るのか小一時間問い詰めたい」
そんなことを話してると怪しげな露天商っぽい人物と目が合った。
露天商「……やあやあ、お兄ちゃ…そこのおにーさん」
苗木「えーっと、僕?」
露天商「…そう、そこのお世辞にも背が高いとは言えないおにーさんだよ」
苗木「よし、行こうか江ノ島さん」
江ノ島「落ち着けって。身長バカにされたくらいで」
露天商「……安いよー。これ安いよー」
なんて言いながら露天商は僕に強引に僕に何かを握らせた。
続いて江ノ島さんにも同じものを持たせる。
露天商「……今日は特別価格でそれをただで差し上げます。ペアルックでお洒落さん」
苗木「え?」
露天商「……ばいばい、おにーさんとおねーさん」
そう告げると露天商はすたこらと去っていた。
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