過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」憧「阿知賀編、その２ね」【阿知賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」憧「阿知賀編、その２ね」【阿知賀】

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955: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2013/02/24(日) 20:09:56.94 ID:J48h85SD0
店員「……間違いがございましたか？」

京和「ああ、いえ、なんでもないです！」

店員「そうですか……かしこまりました」

店員「それでは、少々お待ちください」

京太郎「……」

和「……」

見つめあいます。

恥ずかしくて、ちょっとだけ視線を逸らします。

彼の瞳に映る私が見れません。

京太郎「……え、えっと」

そうだ、そっちじゃないんです。

つい頼んでしまったカップル専用の話です。

なんで頼んだんですか。

なんで、否定しなかったんですか！

だって、慌ててたんですもん、須賀君だって同じの頼んだんですから！

和「……ふ、ふふふ」

和「そのドリンク……おいしそう、ですもんね」

京太郎「あ、ああ……」

京太郎「そのパフェもおいしそう……ですね」

和「え、ええ……」

……沈黙が訪れます。

ごめんなさい、須賀君、正直気づきませんでした。

読む余裕がなかったんです、許してください。

……ああ、もう、水、水はまだですか！

さっきの店員さんに頼めばよかったです、私の馬鹿！

京和「……」

気まずいです。

どうしようもなく気まずいです。

けれど、後にこれがまだマシだったことに気がつきます。

なぜならこの気まずさは、なんと飲み物と食べ物がきてから更に倍増するのですから。

……ちょっと…………だいぶ………………う、嬉しかった、ですけど。

だって、えっと……か、カップル専用のものを、須賀君と……。

一つのストローで飲んだり……一つのスプーンで……わ、わわっ！

ダメです、恥ずかしすぎて思い出したくないです！

一生心の中にしまっておきます、今日の出来事は！

二度と日の目を浴びせませんから、ずっと、ずっと私の中でしまっておきます！

……恥ずかしいんですもん。

つづく？

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