過去ログ - サクラ「タイムスリップしてもうた」:||
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797:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/30(木) 13:52:53.76 ID:g6Ojln8G0
ゲンドウ「……というより、私は時間以外にも何かもっと違うものがある感じがするんだが……」

加持「……だが、見知った人物ばかりだと?」

ゲンドウ「ああ……ところで、元の世界に戻る方法は、ないのか?」

加持「どうでしょう。仮にそれがあったとしても、この世界の碇司令が帰ってくる保証が無いことには……」

冬月「……なんてこった……」

ゲンドウ「……な、なんだか、申し訳ないな」

加持「いえ、貴方だって被害者ですからねぇ。それに、俺は貴方がここにいてくれてずいぶん助かりました。

    お陰でまともな人間に戻れそうですよ」
    
ゲンドウ「そうか……よく事情は分からないが、ともかく葛城君を幸せにしてやってくれ」

加持「ははは、そうですね。ここからの大詰めを損ねなければ、約束しますよ。

    ただ、一つだけ分からないことがありまして……」
    
ゲンドウ「なんだ」

加持「……葛城サクラ。この人物を司令はご存知で?」

ゲンドウ「ああ」

冬月「……葛城君の親戚だろう? 今はチルドレンと暮らしている」

加持「……彼女の素性が、あまりにも謎過ぎるんです。

    葛城の親戚にサクラという名前の娘が居るとは聞いていないし、
    
    そんな人物がいたという形跡が無い。
    
    先の旅行で葛城の遠縁のものと接触する機会を作ったんですが、
    
    サクラという名前の親類は居ないそうです」
    
ゲンドウ「……」

加持「だというのに、データ上では存在するんです。葛城サクラという人物が」

冬月「……」

加持「……考えられる可能性は三つ。

    一つは、葛城の隠し子
    
    もう一つは、データの改ざんに携われる何者か
    
    そして、もう一つは……」
    
ゲンドウ「……時間遡行者、か」

加持「ええ、それもかなりのオーバーテクノロジーと隠密能力を兼ねそろえた人物です。

    更に、見た感じでは一番サードチルドレンに近しい存在です」
    
ゲンドウ「……」ピクッ

加持「息子の将来の嫁が気になりますか?」

ゲンドウ「……まぁ、それなりにはな」

加持「……あまり首を突っ込みすぎない方がいいと思いますよ」

ゲンドウ「ああ、分かっている」

加持「まぁ、敵か味方か……それ次第では大問題ですがね」

ゲンドウ「くれぐれも穏便にな」

加持「ええ、分かってます。

    これ以上汚れちまったら花嫁のドレスに触れなくなってしまいますよ」

………………



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