過去ログ - サクラ「タイムスリップしてもうた」:||
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909:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/02(火) 21:18:44.88 ID:Y1ViC4wR0

カヲル「残る使徒がどういうアプローチをしてくるのか、僕には分からないけれど……

　　　　最後まで気を抜かない方がいいよ」
　　　　
加持「エヴァは四機配備しているし、司令には何か隠し玉があるようだ。

　　　　油断するつもりは無いが、かなり良い状態なんじゃないか？」
　　　　
カヲル「何事もなければいいけど。心配しすぎが無駄と言うわけでもないだろう？」

加持「まぁ、最もだ。エヴァを動かすことすら綱渡りなんだ。

　　　　汚染された可能性のある参号機に対しては特に、今まで以上に気をつけてやらないとな」
　　　　
カヲル「ああ、その通りだ」

加持「……で、使徒ってのは何か、についての質問の答えは？」

カヲル「考えるだけ無駄だよ。

　　　　君たちとは似てるけど違いすぎる。
　　　　
　　　　いつか君たちが第一始祖民族に匹敵する科学力と知恵を身につけたなら、
　　　　
　　　　その時に全て分かるはずだ」
　　　　
加持「……」

カヲル「代わりに、僕以外の使徒は人間にさほど興味はない。

　　　　対抗する術として、君たちの知恵を計るような真似はするけれど、
　　　　
　　　　共存するつもりはない。
　　　　
　　　　だから、気兼ねなく戦ってくれ」
　　　　
加持「……お前は、大丈夫なのか？」

カヲル「彼らが兄弟という認識はあまり無いし、

　　　　仮に兄弟だとしても、碇君の幸せと天秤にかけるとたいした存在でもない」
　　　　
加持「……お、おう」

カヲル「……やっぱり、こういうのは否定的かな？」

加持「……マジか？」

カヲル「別に、男が好きなわけじゃない。僕が好きなのはシンジ君だ。

　　　　たまたま、好きになった人が男だっただけだ、と、他の人間には何度か説明したけど、
　　　　
　　　　理解を得られたのはごくわずかだった」
　　　　
加持「だろうな。この辺の連中じゃ、理解できないかも知れない」

カヲル「君はどうなんだい？」

加持「そうだなぁ……俺は生粋の女好きだが。

　　　　男好きを否定するつもりはない。
　　　　
　　　　同性愛大いに結構。そこに愛があればそれが全てだ」
　　　　
カヲル「すばらしいね。世界は愛でできていると？」

加持「ははは、そうかもな」

カヲル「面白い人だね……」ｸｽｯ







………………

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