過去ログ - サクラ「タイムスリップしてもうた」:||
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925:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/02(火) 21:35:30.60 ID:Y1ViC4wR0

ゲンドウ「……」

冬月「……お前の考えは変わらんのだな？」

ゲンドウ「ええ」

冬月「……そうか」

ゲンドウ「この世界の碇ゲンドウと私では、経歴が違いすぎます。

　　　　　私は今、ユイに会いたいとは思うし、彼女の思惑をかなえてあげたいとは思いますが……
　　　　　
　　　　　彼女の思惑がシンジの考えにそぐわないし、
　　　　　
　　　　　それに、多くの人を見捨てる以外の選択もあるはずです」

冬月「……」

ゲンドウ「……できれば、全てが終わったら……

　　　　　説得なんぞできればと思うのですがね」
　　　　　
冬月「それができるとでも？」

ゲンドウ「ゆくゆくはエヴァの事業を縮小していき、

　　　　　裏でサルベージ技術の開発、
　　　　　
　　　　　それだけやっても営利をあげられるだけの何もかもが、
　　　　　
　　　　　このネルフには揃っています。
　　　　　
　　　　　えらく気の長い話にはなるでしょうけどもね」

冬月「……」

ゲンドウ「私の返答は、お気に召しませんでしたかね？」

冬月「……いいや……

　　　　こっちの碇より、建設的だ。
　　　　
　　　　だが、夢を語る割には遠い話で、
　　　　
　　　　しかも今の技術では可能性も見出せない。
　　　　
　　　　えらく難しい話だ」
　　　　
ゲンドウ「そうでしょうね」



冬月「……だが、かけてみるだけの価値は、ありそうだ」

ゲンドウ「……」

冬月「私が生きているうちに、ユイ君に会えるかな？」

ゲンドウ「……善処しますとも」





……………………


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