過去ログ - 亜美「ふたりじゃなきゃ、笑えない」
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22:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:34:53.04 ID:L9BMRJ4y0

 ―

 それは今夜から始まる。
 閉ざされた部屋のドアをノックすることから、スタートするんだ。
 かつて入り浸っていた亜美と真美の部屋。今では、厚い壁に見える。

コンコン

亜美「……真美、真美」

 物音がした。

亜美「真美、ドアを開けてくれないか」

 ガタン、と言った。

亜美「頼む、真美。お前だけが便りなんだ」

 ガチャ、と解錠される音がして、ドアが開く。

真美「――――亜美?」

 随分とやつれちゃったね、真美。
 髪ももう、纏めなくなったんだね。

亜美「真美、落ち着いて話を聞いてほしい」

真美「……なに?」

 これから始まるすべての出来事が、うまくいくことを祈るしかない。

亜美「――俺は、お前のプロデューサーだ」


 お姫ちんが提示した計画……それは、亜美が兄ちゃんを演じることだ。




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