過去ログ - 【咲安価】　京太郎「……変、身ッ！」　５クール目【仮面ライダー】
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941:１ ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2013/02/21(木) 01:43:00.04 ID:Y5bOEw5Io

ウラタロス「……あ」

ウラタロス「それなら、丁度いい体があるよね」


　と、ウラタロスの視線が京太郎を捉える。
　同時に興味深そうに窺うキンタロス。
　首を傾げながら寄ってくるリュウタロス。


京太郎「お、おい待て……俺は怪我人だからな」

ウラタロス「治ったら、って事でいいじゃない」

キンタロス「どうや、俺と一緒に鍛えてみんか？」

リュウタロス「京太郎の体の方が躍りやすそうだよねー。おねーちゃん、重いのついてるから」


　おもちの……いや、重いのか。
　確かに、あのおもちをお持ちの体で踊ったら……うん、まあ、ふう、大変そうだ。
　軽く想像しただけでもわかる。
　ランニングとか、縄跳びとかあれだったし。


ウラタロス「どう？　今なら女の子の釣り方とか教えてあげるけど……」

京太郎「う……ぐ、いや……ちょっと……いや、かなり考えさせてくれ」

ウラタロス「いつでもいいよ？」


　おもちとは違う意味で。
　これも誘惑だろう。ああ……。

　……と。


モモタロス「何をこそこそ話してんだよ、エロ亀！」


　二人で耳打ちをし合っていたら。
　話に参加できない事に苛立ったのか。
　或いは、自分は京太郎に取り付きませんとコーヒーを飲んでいたのに触れられていない事に憤ったのか。
　モモタロスが、二人の間に突撃してくる――瞬間。

　足を滑らせたモモタロスが、京太郎にぶつかり――。

　咄嗟に憑依をしようとして――。


モモタロス「なんだぁ！？」


　逆に、思いっきり弾き飛ばされた。
　満員電車、或いは壁に向かって全力で走って向かったかのように。
　そのままの勢いで、身体とは逆向きに吹き飛ばされる。

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