過去ログ - 勇者「出来損ないの魔法使い?」2
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154:『10章 王国連合軍と魔法使い』 ◆jwzTa4PnO.[saga]
2013/02/26(火) 20:48:11.67 ID:vTKM+sMQ0
王子「はい。周辺地域に派遣していた兵、常備軍、あわせてこの国の兵の3000人はこの城にいます」
勇者「3000人がもう……」
王子「全ては麗しの君がいてくれたおかげです。エルフ族の、ましてや騎士をお供にすると、誰もが驚き、そして敬いの念を送ってくれました」
勇者「エルフ族というのは、人間にとってそこまで影響を及ぼすものなんですね」
エルフの騎士「やはり、エルフ族が他種族を嫌っているせいだと思うぞ。そのエルフ族が、どうして人間といっしょにいるんだ、などとよく言われた」
勇者「そういうこともあるのか」
王子「麗しの君の言う通りです」
エルフの騎士「だが、それ以上に王子の演説が素晴らしかったと思うが」
王子「いえいえ。そんなことは」
エルフの騎士「そんな風に謙虚になる必要はないだろ。人の心を惹きつけるカリスマ性を感じ取ることができた」
王子「では、ご結婚をお願いしても?」
エルフの騎士「それとこれは話が別だ!」
王子「なんとも連れない……」
勇者「でも、やはり驚きは隠せません」
王子「ははは。ですが、まだ驚くのは早いです」
勇者「それは一体……」
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