過去ログ - 勇者「出来損ないの魔法使い?」2
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167:『10章 王国連合軍と魔法使い』 ◆jwzTa4PnO.[saga]
2013/02/26(火) 21:00:27.58 ID:vTKM+sMQ0
女戦士「私は、そこの王子は信じているだけだ」
学院長「わしらは、勇者と魔法使いを信じている」
水の神官「先代ではできなかったことを、今度こそ遂行したいだけです」
魔女「同意よ」
船乗り「私は勇者さまが好きなだけっす、えへへ……」
魔法使い「……勇者さまは、私のものだもん」
勇者「なんか言ったか?」
魔法使い「なんでもない」
エルフの騎士「……はぁ」
女戦士「あんたも苦労してんだな」
エルフの騎士「分かってくれるか?」
王子「本当にありがとうございます」
祭り王「ふむ。なるほど……。王子、勇者、二人には人を惹きつける何かがあるのだな」
王子「父上。……私たちは、これから山岳の国へ向かいたいと思います」
祭り王「……わかった。山岳の国には、魔鏡でわしが伝えておこう」
王子「父上!? あ、ありがとうございます!」
祭り王「しかし、これだけ大事にしたんだ。もし吸血鬼による戦争の報告が虚偽のものであった場合は」
王子「先ほど申したように、私の命であろうと何だろうと差し出す所存です」
祭り王「……わかった。すまぬが、わしは城に残る。お主が兵隊を引き連れて行くんだ」
王子「もちろんです」
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