過去ログ - 勇者「出来損ないの魔法使い?」2
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169:『10章 王国連合軍と魔法使い』 ◆jwzTa4PnO.[saga]
2013/02/26(火) 21:05:12.54 ID:vTKM+sMQ0
王子「嫌われてしまったのですね……」
エルフの騎士「あ、いや。そこまで落ち込まなくても」
勇者「エルフの騎士も、もう少し気を許してもいいんじゃないのか?」
エルフの騎士「だが……我が君。この人間はっ」
勇者「肩を抱かれる以外に何かされたのか?」
エルフの騎士「気持ち悪い台詞で口説こうとしてくるくらいだ……」
勇者「それくらいなら別にいいんじゃないのかな」
エルフの騎士「他人事だと思って!」
王子「……おや。魔法使いの姿が見えないのですが」
勇者「ああ。魔法使いなら、学院の人たちの所だと思います。挨拶をしてくるとかで」
王子「なるほど。確かにあの場では挨拶する時間も十分にありませんでしたから」
エルフの騎士「私も魔法使いといっしょに行けばよかった」
勇者「どうしてだ?」
王子「そうですよ麗しの君。そのような寂しいことを言わないでください」
エルフの騎士「貴様のその態度が嫌なんだ!」
勇者「しばらく見ない間に、すっかり仲良しになったんだな」
エルフの騎士「これが仲良しに見えるのか我が君!?」
勇者「あはは」
エルフの騎士「いじわるだぞ……」
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