過去ログ - 勇者「出来損ないの魔法使い?」2
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35:『9章 故郷と魔法使い』 ◆jwzTa4PnO.[sage]
2013/02/19(火) 17:05:02.46 ID:88Xhb8p20
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勇者「そんな、嘘だろ……。反対側まで貫通してるぞ」
魔法使い「これが、この銃の本来の力だと思う」
勇者「すごいな」
魔法使い「……私は、当たり前のことの気付かなかった」
勇者「当たり前のこと?」
魔法使い「勇者さま。例えば、武器を改造する目的って何ですか」
勇者「そうだな。やっぱり、より強く、より使いやすくするのが一番の目的になるんじゃないか」
魔法使い「そうです。この銃も、そういう目的で魔法回路を組み込んだんだと思います」
魔法使い「より強く、銃の限界を超えて行くために」
勇者「そうだったのか」
魔法使い「はい。この銃は、火薬が要らないんじゃない。魔法で打ち出すために作られた銃じゃない」
勇者「完成された銃を、さらに強くするために魔法を使うだけか」
魔法使い「そうです。銃や銃弾、それと魔法の力、この二つが合わさってこそ本領発揮となる」
勇者「すごいな。通りで、火竜が伝説の武器って言うわけだ。桁外れの威力だ」
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