過去ログ - 勇者「出来損ないの魔法使い?」2
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387:『11章 決戦』 ◆jwzTa4PnO.[saga]
2013/03/05(火) 12:25:25.31 ID:ZaSMFXT60
魔物「グロロロロ!!」
魔物「ギャアアアア!!」
ザザーン!!
少女「わあ! まものがながされてる……」
雷女「水の街の兵って、すごいんだね。数百人もいるのに、全員で一つの魔法を使うなんて」
少女「そだね。にんげんって、そういう力をあわせるのがすごい」
雷女「身体能力が人間の全てを超えるエルフに言われてもねー」
少女「え、えっと! えっと!」
雷女「なんてね。私、実はすっごくいじわるな性格なの」
少女「あわわわわ」
雷女「……ま、それも反省したんだけどね? 自分より優れている人間がいるからって、劣っている部分を頑張って探しても仕方なかったなぁ」
少女「……?」
雷女「ただの愚痴よ。少女もね、自分よりよくできた奴がいても、嫉妬しないで仲良くしなさい」
雷女「そんでね、いっしょに成長するの。……っつっても、私の場合は勉強とか技術で負けてたから、どうにかして見下そうと必死だったわけ」
少女「よくわかんないけど、わかった!」
雷女「ははは」
雷女「……さてと、ここまででいいよ」
少女「そなの?」
雷女「うん。これから使う魔法は、すごく危険だからさ、逃げててね」
少女「わかった!」
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