過去ログ - 勇者「出来損ないの魔法使い?」2
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543:『最終章 ……と魔法使い』 ◆jwzTa4PnO.[saga sage]
2013/03/10(日) 00:54:37.67 ID:DL14nIgr0

紳士「だけど、私はそれでも誇りに思う」

ドラキュリーナ「……どうして」


紳士「他者の命を重んじる吸血鬼なんて、あいつ以外にはいない。ましてや魔物と呼ばれる私たちは、命を重んじることなどしない」

紳士「そんな中で、あいつだけは一輪の百合のように可憐だった……」


ドラキュリーナ「お父様……」

紳士「私もそんな吸血鬼になりたいと思うよ」


ドラキュリーナ「……私だって」

紳士「お前はもう十分優しいではないか」


メイド「そうですわ。こんなみずぼらしい私を拾ってくださいました」

ドラキュリーナ「あのときは無我夢中だったし……!」


紳士「お前も私の誇りだよ。ドラキュリーナ」

ドラキュリーナ「……有難う御座います、お父様!」


メイド「ふふ……。さてお嬢様、ご主人さま。明日には霧の街に入ります。ご準備を」


紳士「そうだったか」

ドラキュリーナ「どんな街なんだろう……」


紳士「今度こそ血を飲むんだぞ?」

ドラキュリーナ「……はぁい」


メイド「ふぁいとっ、お嬢様!」

ドラキュリーナ「他人事だと思って……」


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