過去ログ - 勇者「出来損ないの魔法使い?」2
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6:『9章 故郷と魔法使い』 ◆jwzTa4PnO.[sage]
2013/02/19(火) 16:38:33.30 ID:88Xhb8p20
祭り王「戦力不足、戦術不足、使えない海路……。これでも、勝ち目がないと言うわしは、弱気だろうかエルフの騎士」
エルフの騎士「……」
勇者「……王は、これから何をなさるつもりですか」
祭り王「まず、山岳の国に偵察兵を頼む。それだけだ」
勇者「……偵察兵の依頼は行ってくれるのですね」
祭り王「わしも、少しは勇者を信じておる。だが、今のわしにはこれが限界だ」
王子「そんな姿勢では、負け戦になるのも必中! 父上よ、それではいけない!」
祭り王「どうした王子。先ほどからずっと黙っておったというのに」
王子「もう黙ってなどおられません! 兵を集めましょう。この国だけでも、戦争の準備をしないと!」
祭り王「王子よ、わしの話しを聞いておったか? 周辺地域を危険にさらす可能性もあるのだぞ」
王子「聞いておりましたとも。ですが、私は我が麗しの君が言うことを信じる。大結集をしているのであれば、おそらく周辺地域は安全です!」
エルフの騎士「あの人間……」
魔法使い「……」
祭り王「よいか。これは遊びではない。国の、民の、人の命が懸かっている大問題なのだぞ」
王子「百も承知です! ですが、人を信じられず何が王族ですか!」
祭り王「わしに王族のなんたるかを説教するのか! 小童が!」
王子「私はもう子供ではありません!」
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