過去ログ - [安価][選択][コンマ] ダンガンロンパ 4 真
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/02(土) 06:03:40.77 ID:ZfgmnGXw0
「よく待てたね、怖くなかった?」
折本泉(女子3番)が共に歩いている大島加奈絵(女子1番)に尋ねる。加奈絵はいつもの笑顔のまま、 「ええ」と頷いた。事は数分前。加奈絵が出発してから、遠くで信頼できそうな人を見つけるため、クラ スメイトを待ち伏せしていたのだ。泉が出てきたので、加奈絵はとっさにつかまえて何とか接触すること ができ、今に至るという。泉も加奈絵と会って安心したのかにっこりと笑っていた。最初は加奈絵を警戒 していたぐらいだからよほど怖かったのだろう。今となっては嘘のようみたいだった。
「私、どうしようかなって最初悩んでたの。待ち伏せしていいのかそれとも、一人で行くのかってね。で も一人だと何か怖いじゃない?いつ誰に襲われるとか、怪我させられるとか。そうやって不安でいろんな ことを考えると本当に頭がおかしくなってどうにかなりそう。よかった、待ち伏せしたことが今、誇りに 思えるよ」
加奈絵も、プログラムに巻き込まれたのだと知った時は驚いた。間違いで、選ばれてしまうとは思っても みなかったし、教科書にもそういうケースは記述されていない。まるで間違って誰かのテストを渡される みたいにあの羽田とかいう人は平然としていた。表情も何も変えずに。元々2年E組が選ばれるとわかっ ているような、そんな感じがしたのだ。
「誇りだなんて、そんな、大島さん大げさなー。私もホント怖かったからさ、これからどうしようとか考 えたくなかったよ。ほら、みんなっていうか、クラスが何か空気悪いじゃん。そういうのがあって、誰も 信じられないなって説明聞いてるときに思ったの。大島さんが出てきてくれてホッとしたよ!」
そう言って泉はにっこりと笑った。それにつられて加奈絵もにっこりと笑う。普段もそうしているから、 笑うなんてことは簡単にできる。間違っていないが、今の自分を見て泉はどう思うだろうか。ゆっくりと 言葉をつなげるように口を開いた。
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