過去ログ - 一方通行「『こころ』かァ...」
↓ 1- 覧 板 20
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/24(日) 10:24:32.87 ID:I4VuSpvK0
私は、彼女達を殺すことにあまり抵抗感を持ちませんでした。殺される為だけに生まれたという言葉を真に受けて、人体実験に回されるよりは一瞬で死ぬ方がいいだろうと、勝手な見切りをつけていました。
そして、少なからず能力の進化に喜びを感じていました。彼女達は痛みを感じぬまま役割を全う出来る、私の能力は成長する、まさに一石二鳥だという考えすら浮かんだことがあります。
何と傲慢なことでしょうか。力に溺れているのでしょうか。これでは、理性など無いも等しいです。歩いてきた道から大きく外れ、ただ不良者への悪道を突き進んでいるだけなのです。
私は、漸く気がつきました。
道に従うなら、彼女達を殺すことが救いではなく、彼女達を守ることが救いなのだと。
しかし、私は10031番目の彼女も殺しました。
『守る』その二文字を実行するには、もう手遅れだったのです。私には分かりませんでした。
どうやって彼女達を守ればいいのかが...
130Res/62.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。