過去ログ - 一方通行「『こころ』かァ...」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/20(水) 00:50:47.65 ID:xsKxSN3q0
この街は、私の苦手な『現代』で溢れかえっています。多くの人は便利な街だと胸を張るのですが、人工物が散りばめられている為なのか、窮屈な感じばかりがします。
これは、物心がつく頃からこの街で過ごしてきた、にも関わらずです。生まれ持った気質というものが、『現代』の受け入れるを拒んでいるのかもしれません。
さて、窮屈とは言いましたが、この街が便利であることを否定するつもりはありません。カードをかざすだけで何もかもが手に入れられますし、こんな堕落者でも十分に暮らしていけるのはきっとこの場所だけでしょう。
私は、コンビニでサンドイッチとコーシーを手に入れました。腹の虫が暴れ回っていることですし、歩きながら食べることにしましょう。
レタスとハム、そしてスクランブルエッグに舌鼓を打っていると、何やら道を塞ぐ者たちがいます。全員が髪の毛に手を加えていたり、派手な和柄が目についたりと、不良者に間違いないでしょう。
彼らはいやらしい笑みを浮かべながら、
「お前を倒せば俺が最強だ! 」
と、喚き散らしています。手には金属バットや鉄パイプが握られており、私にはその手を止めることが出来ません。
私の中にいる、未来人の手を借りなければ。
このようなことは、今日に限ったことではありません。無い日があればいい方かもしれません。ですが、彼らの攻撃が私に届くことはないでしょう。
この街に住む学生の数割の中には、大きさこそ様々ですが未来人が存在しています。そして、皆がそれを大きくさせようと躍起になっている...それがここ、学園都市です。
ここでは、未来人の大きさによってランク付けがされています。一番下の0から、最高の5にまで。5のランクとなると、一人で軍隊と同等の力を有しているとも言われます。
そして、レベル5内での序列で第1位の座に居座っているのが一方通行、つまり私のことです。
今日はここまで
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