過去ログ - 秋山澪は静かに暮らしたい
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/20(水) 12:06:45.61 ID:rWQxdP8M0
「……よし、着替えは終わった。次は忘れ物が無いかチェックだ」


私は焦りつつも取り乱しはせず、努めて冷静に次に行うべき行動を口に出した。

例え、慌てて準備を終え、慌てて学校まで辿り着き、
慌てて始業のチャイムが鳴る前に自分の席に着席することが出来たとしても、
そこで忘れ物等が発覚すれば全ては水の泡となってしまう。
それは三流のすることだ。私は確認を怠らない。

棚の脇に寄せていた通学用カバンを取り、机の上に置く。

……ん? カバンのファスナーが開いている。閉め忘れていたのか。
私としたことが珍しいな。

カバンの中に手を入れ、中身を確認しようとする。……が。



「みーおー! なーにやってんのーっ!」



部屋の外から突然大きい声が聞こえた。
この聞き慣れた声はもしや。

私はそちらに気を取られ、無意識にカバンのファスナーを閉じる。
後にそれが大きな悲劇をもたらすとも知らずに。

そして声のした方を見ようと部屋の窓から外を覗くと、そこには律が不機嫌そうな顔をして立っていた。


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