過去ログ - 梓「花は笑う」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/22(金) 00:04:53.82 ID:J+D80mmH0
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憂「もう二人ともびっくりしたよ!」

唯「えっへん、サプライズ大成功だね!!」

和「憂が驚きすぎてこっちが驚いたわ」

さっきまで唯先輩に抱き着いていた憂は、もうすっきりしたような笑顔で先輩達と話していた。
目元がまだ少し赤い、しっかりしてるけどちょっと泣き虫なんだよね。
唯先輩の肩はきっと湿っているだろう。

隣りに立つもう一人もその光景を見て嬉しそうにしている。

純「うまくいったみたいね」

梓「うん。よかった」

純「妬けるくらいだよ、まったく」

梓「はは、ちょっと敵わないよ」

純「まあね」


第一志望の受験の終わった翌日、梓から憂の誕生日に唯先輩と和先輩を呼びたいんだけどどうしよう、と持ちかけられた。
先輩の手配は梓に一任するとして、とりあえずお泊りしようと言い出すのは私の方が適任だろうと買って出た。
まあ、この時点では先輩たちが来れるかどうかもわからなかったんだけど、幸い二人とも快諾してくれた。
あとはどうすれば憂に驚いてもらえるのかと試行錯誤して決行されたのが今日の作戦だった。

私は急用が出来たから遅れると、先輩方と落ち合って梓の家に一緒に行く。
先輩たちには梓の家の別室(ご両親が留守だったのでそこで、という事になった)で待機してもらう。
時間になったら和先輩にブレーカーを落としてもらい、梓がリビングからいったん出る。
そうして先輩達と一緒に十二時きっかりに戻ってくる。

完璧とは言えないかもしれないけど懸命に考えた策は一応成功したようだ。




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