2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/22(金) 23:32:50.99 ID:/aXQ9vleo
梓「……仮にカッコいいとしても、免許取りたての純のドライブなんて怖くて乗れたものじゃないよ」
純「私だけを名指しとは実に失礼な」
梓「まあ純じゃなくてもだけどさ。でも純もなの」
純「優しい憂はそんなこと言わずに乗ってくれるよ!」
梓「そんな優しい憂だからこそ乗せるわけにはいかないの」
純「まーどうせ免許取れなかったからどうでもいいんだけど。あーあ、あとちょっとだったんだけどなぁ」
梓「……いい性格してるよ、純は」
純「褒めてるのかね?」
適当にフイっと顔を逸らして答える。純はそれに溜息のようなものが混じった苦笑で応える。これが私達。
先程、私が「当たり前」と言ったことを純は「あとちょっとだった」と言った。これが私達の違い、そして私達の関係性を表していると思う。
もちろん、いい意味で。実際今までこれでずっと上手くやっていたんだから。
ただ、今まで上手くやってこれたことが私達二人だけの功績かと言われると、決してそんなことはない。言うまでもなくそんなことはない。
そんなこと言えるはずもないほど、私達は皆、ここにいない一人――憂の人間性に惚れ込んでいる。
純「おーっす、直、スミーレ!」ガラッ
私も純も、直も菫も、皆が等しく。
憂のことが、大切で大好きなんだ。
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