過去ログ - 梓「憂へのプレゼント・・・」
1- 20
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/22(金) 23:34:45.65 ID:/aXQ9vleo



梓「――どう、直、菫。準備できそう?」

直「はい、なんとか」


もちろんそれは、誕生日に贈る物の話。
ただ、直の場合は厳密には『物』じゃないんだけど。


直「短い曲になりそうで申し訳ないんですけど……」

梓「ううん、それでもすごいよ。こんな短期間で一曲作ること自体が」


直は今まで軽音部でやってきたことをそのまま憂に贈る方向で決めたらしい。この部で学んだ成果を、この瞬間に活かす、と。
つまり、作詞作曲をする。憂のための曲を。
そう言いながら短い曲になってしまった、となると罪悪感を感じる気持ちもわかるけど、でも憂の誕生日についての相談を受けたのがそもそもそんなに前じゃないから仕方ないとも思う。
むしろ期間を考えるとこれはかなりすごいことだと思う。夏休みの間に10曲も作ってきた直の作曲スキルには更に磨きがかかっているみたいだ。
それは憂もわかってくれると思うし、それにあまり大きな声では言いたくないけど、曲という性質上……


梓「皆で合わせてみる時間とかも要るしね……」

直「ああ、それはそんなに時間かからないと思いますよ。学祭でやった曲から流用しているパートもありますし。もちろん個々として見れば、であって全体の雰囲気は変えるようにしてますけど。あと中野先輩のパートも先代の軽音部の時のパートを使わせてもらったりとかも」

梓「………」

直「……あ、菫を通じて先代の作曲者に許可はもらいましたよ?」

梓「あ、うん、それはいいんだけど。そうじゃなくて、凄いなぁって思って。ちゃんといろいろ考えてるんだなぁって」

直「そうでもないですよ。言ったじゃないですか、「今までやってきたことを憂先輩に」って。その結果です」


……サラッと言うけど、うん、すごいと思うよ、やっぱり。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
16Res/22.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice