過去ログ - まどか「夢の中で会った……」ほむら「私の名前はほむらです」
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2013/03/25(月) 00:35:28.20 ID:9VFusYaAo
先程までほむらは、冬場に放置された鉄のような冷たい目、シルク生地のような肌をしていた。
その目からポロポロと雫を落とし、肌は紅潮している。夕日のせいでは決してない。
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2013/03/25(月) 00:36:27.70 ID:9VFusYaAo
ほむらはまどかの両肩を掴み、
涙を溜めた潤んだ瞳で、戸惑いの表情を見つめる。
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2013/03/25(月) 00:37:20.77 ID:9VFusYaAo
しかし、まどかのような優しい性格に、自分のことを話すと間違いなく同情される。
今の精神状態で慰められるのは惨めなだけだ。
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2013/03/25(月) 00:38:22.99 ID:9VFusYaAo
まどか「あなたにとってのわたしは、本当はどういう存在なの?」
まどか「ただの友達じゃない、よね……」
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2013/03/25(月) 00:39:52.18 ID:9VFusYaAo
まどかは……勘づいてきているんだ。
私が、まどかに抱いているこの感情。この思い。
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2013/03/25(月) 00:41:11.92 ID:9VFusYaAo
――美樹さやかは考える。
こんなちっぽけな指輪が……あたしの魂だなんて……ね。
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2013/03/25(月) 00:41:38.20 ID:9VFusYaAo
歩道橋の柵に背中を預け、赤い空に向けて腕を伸ばす。
逆光のおかげでこの黒い手に指輪なんてものがないように見えなくもない。
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2013/03/25(月) 00:42:30.17 ID:9VFusYaAo
さやか「…………」
「……こんなとこで何してる」
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2013/03/25(月) 00:42:57.38 ID:9VFusYaAo
杏子「……そうだ。キリカに会ったんだ。ほら、昨日の。あんたの髪が黒くなったようなヤツ」
杏子「昼頃にな……そんで、小遣いだっつって貰った金でロッキーを買った。ふざけたヤツだ」
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2013/03/25(月) 00:43:29.61 ID:9VFusYaAo
ほむらから、魔法少女の真実を聞いた夜。
自分は自分で大き過ぎるショックを受けながら、
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